間借り物件を提供したいと考えている方、間借りをしたい方向けの情報です。
これも取らなきゃいけないの?
間借りする際、営業許可はどうなるんでしょうか??
営業許可は新しく取得するの?
間借り営業の場合、既存のお店の営業許可を使います。
間借りをする方が新たに取得する必要はありません。
ただし、お菓子を販売したい場合には菓子製造許可を取得する必要があったり、お酒を売るには酒販免許を取得しなければならなかったり(業種により異なる免許が必要です)、既存の営業許可ではできないこともあります。
またそれらの許可や免許は費用がかかったり、設備を整えなければいけないことも。
営業許可や販売免許を有しているかどうか、必ず事前に確認をすることが大切です。
なお、よじげんスペースを介して間借り物件を利用する場合には、食品衛生責任者講習の受講が必須です。
こちらは一日のみ、費用も1万円程度で受けられる講習ですので事前に終えていれば問題ありません!
お近くの保健所で講習日を確認してくださいね。
食中毒が起きてしまったら
そんな中、お店を貸したいと考えている方からよくいただく質問。
「食中毒が発生したらどうするのか。」
予防としては、弊社でも生ものを使ったお寿司やお刺身のお店の出店は控えていただくようにしています。
また、最初からキッチン利用を禁止して客席のみ貸し出すという選択肢もあります。
しかし、もし残念ながら発生してしまったら。
こればかりは間借りする方・貸し出している方双方が営業停止となってしまいます。
営業許可を共有しているので致し方ないと言えます。
ただ、飲食店用の保険に入っていれば休業補償などを受けることはできますので、万が一に備えておきたい方はご連絡ください。
こうしてみると間借りはお互いにとってリスクになりますが、裏を返せば衛生観念を良くしていくことができるとも言えます。
お店利用のガイドラインを作る
衛生観念を良くしていくとは?具体的には、ガイドラインを作るのもひとつの手だと思います。
お店側は少し手間ですが、衛生面で守って欲しいことや店内の清掃、ゴミの処理などのマニュアルですね。
間借りにはストレスがつきもの。
であれば、出来るだけ基準を設けてそれに沿う形にするためにルールを設けましょう。
マニュアルを作成することで、ご自身で直接雇っているアルバイトなどのスタッフにも同じように伝えることができますね。
また、お店のお皿を割ってしまったら、お店の食材を使って大量のロスを出してしまったらどうするか、など想定できるトラブルへの対応も同様に取り決めておくと、実際に事が起こった際にも対応しやすいと思います。
基本的には物件を提供する側にルールを決める権利がありますので、余程イジワルな内容でない限りは、利用する側はきちんと取り決めを守ってお互いが気持ちよく利用できるように努力しましょう。
間借りの際どうなる?トラブル対応編はこちら
衛生責任者講習を受ければいいんだね