クラウドキッチンとは何なのか?
クラウドは「自前で持たすに利用する」という意味なので、クラウドキッチンは「自前で店舗や設備を持たず利用できるキッチン」ということになります。
自前で店舗や設備を持たず利用できる
都内で自分のお店を持つことを想定してみましょう。10坪家賃25万円、保証金8ヶ月、礼金3ヶ月、前家賃1ヶ月、保証料1ヶ月、仲介手数料1ヶ月、坪単価40万で内装工事と厨房機器、合計750万円。これに営業許可関係、鍋やフライバンなどの調理用具、看板、雑費で800万円ぐらいでしょうか。普通にお店を出すって大変なのです。
しかも、撤退も大変。スケルトン条項という契約が付いているはずなので、お店をやめる時にせっかく作った内装を全部ぶっ壊して0にリセットしてからやめなきゃいけないのです。実際には、内装を買ってくれる人を自分で見つけてオーナーさんに「スケルトンにしなくていいよね?」と交渉するのが一般的ですが、その場合でも内装買ってくれる人を探さなきゃいけないし、閉店も大変なのです。
クラウドキッチンのメリット
出店も、退店もめちゃくちゃ簡単にできることが、クラウドキッチンのメリットです。自分のキッチンじゃ無いので、出店費用も、退店費用も、めっちゃやすい。
必要な時に利用して、必要じゃなくなったら解約するだけ。
オフィスで例えると、自分でオオフィス借りるんじゃなくて、必要な時に必要な広さだけ借りるシェアオフィスに似てますね。
シェアキッチンとは違う
シェアオフィスと同じならシェアキッチンといえば良いような気がするんですが、日本でシェアキッチンというと、別の意味になってしまいます。シェアキッチンは、1つのキッチンスタジオを会員制の50人とかで利用できるようにして、主婦の方がクッキーを売るとかそういう許認可が必要なものを作る場所、という意味になっちゃいます。
クラウドキッチンはプロの営業向け、シェアキッチンは普通の方向けです。
クラウドキッチンをオススメする人
飲食店をやりたいんだけど初期費用があんまり出せないとか、大きく挑戦する前のテストをしたいとか、そういう「0から1歩め」にオススメです。
よじげんスペースで提供しているのは「間借り型のクラウドキッチン」になりますので、興味がある方は物件情報を見てみてください。
きっと、その値段にびっくりするはず。