2019年3月30日(土)

優柔不断で物件が決まらない-飲食店開業&経営日記4

飲食店開業&経営日記第4話です。物件を決めた時のフローや葛藤について書いています。

初めからご覧になる方はこちらの飲食店開業&経営日記目次からどうぞ。

 

前回の記事で、新宿三丁目でデリバリー専門の間借りカレー屋さんをやることは決まりました。

いよいよ物件探しです。

間借りですからもちろんよじげんスペースで探します。普段とは異なり、ユーザー目線でカレー屋ができる物件を探していくわけですが、どんな物件にが良いか条件を書き出して整理しました。

1、1人で営業できる

→今回はゴーストレストラン ですから料理人が1人で独立してできる想定をしているため、小さな10坪未満の店舗をターゲットに。

 

2、新宿近辺

→なるべく自分もお店に顔を出して生の情報を手に入れたいので、気軽に無理なく行ける範囲がありがたい。できればオフィスから徒歩か自転車で10分圏内

 

3、UberEats対応エリア

デリバリー専門店なので売り上げの大部分をUberEatsに頼ることになり。ググったり友人知人から情報収集して情報を集めました。

 

4、予算は12万円程度

→1段階目の売り上げ目標が月間60万円なので、20%だとして家賃12万円程度までの物件で探したい。

 

以上の条件に当てはまる物件をよじげんスペースで探したところ、3つの物件が浮上しました。

 

・高田馬場、地下1F、最低支払い12.5万円

高田馬場18坪B1/飲食

 

・歌舞伎町、地下1F、最低支払い12.5万円※非公開物件

・新宿三丁目、階段で4F、最低支払い12.5万円※非公開物件

 

この3択にまで絞り込みました。

家賃は同じですからあとは立地と広さ。高田馬場はとにかく広くて駅前、地下鉄の出口から徒歩0分の最強立地。

歌舞伎町は人通りもよく、夜の方から夕方夜にUberEats需要が見込めますが、炊飯器などをおくスペースがなくどうしようかと検討。オフィスからは徒歩圏内。

新宿三丁目はオフィスから一番近くて、でも一番狭い。荷物置きに困る上に、エレベーターなし階段4Fのもっとも悪条件。

 

ここから実際に現地付近でランチの時間に人間観察をしたり、シミュレーションでテイクアウトの人が来るか検討したりしているうちに、あっという間に3週間、決めきれずに時間が経過してしまいました。

 

物件を決めるのって、もう後戻りができないので、赤字になったらどうしようかとか、なるべくお客さんたくさん来る場所がいいなとか、もう不安だらけで大変な作業だということはわかりました。

でも、物件を決めないと他に何も進まないので、まずは物件を決める期限を決めることに。

 

2/末日までに物件を決めると自分に課して、とうとう3/1。

正直、3週間迷っても全く何も決断できていませんでした。これ、3日で決めても3週間で決めても同じだなと思います。

3件ともめちゃくちゃいい物件なので、どれが正解なのか答え探しをするのをやめ、何を一番優先するか今回の目的を再確認しました。

 

今回は、ゴーストレストランが日本でも成り立つのか検証と、黒字にするノウハウをつかむこと。

そう考えると立地は悪い方が検証しやすく、今後スナックの4Fなどでも再現しやすいノウハウが掴める物件を敢えて選んで苦しもうかと思いました。

 

物件決定!新宿三丁目の階段で4Fのバーを利用することにしました。

利用開始日は半月後の3/15に。利用手続きを済ませて物件関係の手続きは終了です。

もう、開業って大変ですね。。いま、この記事を見ていてこれからお店を開業するという方も、普通に物件を借りる前に、間借りで1年ぐらいお店をやってみて勘を養った方がいいと思います。

 

物件が決まったので、次回はスタッフ採用です。

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記事を書いた人: にゃんこ先生

外食産業のデジタルトランスフォーメーションに詳しい専門家。フードデリバリー、ゴーストレストラン、クラウドキッチンについて、自らもゴーストレストランを運営するなど、業界の中から実際に体験した情報を発信。ねこ好きの犬派。

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