飲食店開業&経営日記第6話です。カレー屋さんのカフェメニューについて実際の体験談を書いています。
初めからご覧になる方はこちらの飲食店開業&経営日記目次からどうぞ。
物件も人も経費比率も決まったので、次は売り上げをシミュレーションしていきました。1日3万円、1ヶ月60万円(3万円に届かない日もあるはずなので)を目安にすると、客単価1000円の商品を30人から注文していただければ達成できます。
今回のメイン商材はスパイスカレーなので、スパイスカレー屋さんがどんなメニューを出しているのか調査しました。その結果、スパイスカレー専門店はカレー一本で勝負していて、あまりサイドメニューは用意がないという事が判明。ナンかライスかが選べたり、チキンパコラがある程度です。
サラダも考えたのですが、飲食店にとって食材のロスは直接利益を圧迫するので避けたいところで、そのためにはメニューを絞り込むのが得策です。
結果、マンゴーラッシーを出すことに。
スパイスカレーとドリンクセットとして出せそうですし、以前かき氷屋をやっていた時に特注で作っていたマンゴーソースは大好評で、あまりの美味しさにタイ人が日本観光土産にマンゴーソースを買って帰ったという伝説まで作りました。
さっそく、何軒か評判のいい店のマンゴーラッシーを飲み比べ、なんとなくの感触を掴み、テスト開始。
基本のレシピは、プレーンヨーグルト1に対してミルク3、それにシロップ等糖類を加えるというもの。糖類はカルピスを使うとプレーンで色も綺麗な白になるらしいです。
何が美味しいのかはわからないので片っ端からテストをして、自分なりの点数をメモして、飲んで、を繰り返し、スタッフテスト数回を経てマンゴーラッシーが完成しました。
UberEatsということで、カレーの値段設定は少し高め(1,250円から2,000円)になってしまうため、マンゴーラッシーは利益無しの原価で出そうと思っています。かっこいい瓶に入れて完成しました。スタッフ内一番人気はソイラッシーです。
これでカフェメニューも完成。
ミルクを豆乳に変えたり数種類のバリュエーションをもたせました。
タピオカを入れてみたり、氷を入れてみたり実質開発にかかった時間は1週間ぐらいですね。タピオカは廃止に、氷も廃止に。届いた時に冷たく、でも薄まらないようにマンゴーソースを瓶に入れて凍らせて置くことで、手元に届く15分後に飲み頃になりつつ、マンゴーのオレンジ色の層とミルクの白い層がUberEatsの配達でも混ざらないように仕上げました。
こうして徐々にお店が作られていきました。
次回は、デリバリー以外の売上経路としてテイクアウトアプリとの出会いについて。
はじめからご覧になる方は飲食店開業&経営日記目次へ
※LINE@に登録すると更新通知が届きます