2019年7月7日(日)

飲食店開業時のフードロス対策について

こんにちは!よじげんスペース荒木です。

運営しているゴーストレストラン のカレー屋さんが、フードレスキューアプリTABETEを利用しているお店として取材されました。

テレビ東京のAI・DOLプロジェクトという番組で、アイドルが社会問題について勉強するという趣旨の素敵な番組。スクショの3人中2人はアイドルで1人は弊社広報なのですが…どれが広報が当てて見てください。

 

さて今回は、飲食店開業準備中の方や、これから飲食店を開業しようという方に向けてTABETEというアプリをオススメしようと思います。TABETEは、飲食店が余った料理を半額など値引きして出品し、ユーザーさんがアプリ上で決済して直接テイクアウトにお店まで行くというフードレスキューアプリです。実際にユーザーではなく店舗として利用してみて、もはやなくてはならないものになってしまいました。

 

目次

・利用のきっかけ

・効果

・これからTABETEを導入する店舗さんへ

 

・利用のきっかけ

以前、賞味期限が切れた業務用の食品を240kg破棄しようとしたことがありまして。Twitterで呼びかけてなんとかいろんな人にもらっていただいたのですが、これが大変な手間で。処理費用を払って捨てた方がトータルのコストが安い=企業にとって合理的なんだと身をもって体験しました。

そんな時に知人がFacebookでTABETEというアプリについて書いており。カレー店を始めるにあたってどうしてもロスは出てしまうでしょうから、TABETEを導入して廃棄が減らせたらと思ったことがきっかけでした。

 

・効果

まだ新しいサービスということで最初の2週間ぐらいは苦戦しました。そもそも仕組みもよくわかっておらず、何を出品したら良いかもわからず。ようやく出品したと思ったらシステムエラーでユーザーから電話がかかって来て。TABETEの第一印象は、決して良いものではありませんでした。

初めて引き取りされたのは、おそらく導入してから2-3週間がたったころ。確か炊いたご飯2kgとかだった気がします。カレー屋のご飯は黄色く色をつけており他の料理にも使いづらく、翌日使うこともできません。そのため、ランチが暇だった時には翌朝大量の残りご飯を破棄することになります。

初めて余った料理を引き取ってもらうことに成功してからは、週に2日ぐらいのペースで余ったものを出品し、レスキューしてもらうようになりました。慣れれば店舗側の作業はほとんどありませんし、スマホにアプリ1つ入れるだけですから初期投資なども必要ありません。売れた個数分だけ一部手数料を払う仕組みです。

※6月は22個レスキューしてもらったらしいです

 

・これからTABETEを導入する店舗さんへ

TABETEを導入するメリットは大きく分けて3つ実感しています。

1、廃棄すると食材費分ロスになるが、TABETEだと材料費分ぐらいは回収できる

2、ロスに怯えずに仕込みができるので、欠品が減る

3、食品を廃棄する罪悪感から解放される

 

特に3はとても大きいと思います。

飲食店では、まだ食べられるものをどんどん破棄していきますがそれは人としてとても辛い行為です。当店でも炊きすぎたご飯、開けて2日目のトマト缶、朝切ったレタス、書いすぎた卵、賞味期限当日のお豆腐、撮影用に作ったサラダ、その他なんでもTABETEに出品して、まだ食べられる料理をレスキューしてきました。

取りにきていただいているユーザーさんはまだ食べられる料理をレスキューしているわけですが、同時に我々飲食店で働くスタッフの心もレスキューしてくれているんです。想像してみてください、炊いたご飯2kgをゴミ箱に捨てる場面を。本当に心が救われています。

 

よじげんスペースを活用して新たにお店をやられる方にももちろん、TABETEを紹介しているのですが、自社のお客さんとか、自社サービスに関係があるとか、そんな小さな話ではなく、単純に良いサービスなのでもっと飲食店側に広まると良いなと思っています。

 

飲食店開業時に必須のサービスとして、フードレスキューアプリTABETEのご紹介でした!

 

 

 

※冒頭に紹介した取材番組のスクショについて、番組及び番組出演者の方の権利を侵害する意図はございませんので何か支障ございます場合にはご一報頂けましたら幸いです。速やかに削除等対処いたします。

記事を書いた人: にゃんこ先生

外食産業のデジタルトランスフォーメーションに詳しい専門家。フードデリバリー、ゴーストレストラン、クラウドキッチンについて、自らもゴーストレストランを運営するなど、業界の中から実際に体験した情報を発信。ねこ好きの犬派。

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