照明が落としてある怪しい厨房ってこと?
ダークキッチンってなんですか先生?
ダークキッチン=クラウドキッチン
以上。
ダークキッチンって?
Webサイトやデリバリープラットフォームのみで食事を提供する、客席もホールスタッフもないレストラン(=キッチン設備)のことです。
1つの建物内に複数キッチンがあり、複数の業態を運営することができます。
寿司屋の隣のキッチンはハンバーガー、その隣はカレー屋さんというように、何店舗もレストランをオンライン上でバーチャルに出店しています。ECサイトみたいですね。
つまりはクラウドキッチンのことなのですが、主にヨーロッパでダークキッチンという単語も使われているようです。
ダークキッチンの価値
スタッフの人件費、人手不足、仕入れコストの増加・・。
外食産業が苦戦を強いられているのはどうやら世界共通のようです。
そこで、厨房設備への初期投資の必要がなく、ホールスタッフも雇わなくていい、業態を簡単に変えられる『ダークキッチン(クラウドキッチン)』に注目が集まっています。
利点は?
メニューをすばやく変更できることが大きな特徴のひとつ。
売上データから売れ筋商品に注力したり、流行や季節に合わせて業態を切り替える。
そんなことが、既存のレストランよりもずっと簡単に素早くできるのが特徴です。
メニューを変更することはもちろんのこと、レストランのコンセプト全体をすばやく簡単に変更することができるので、トレンドやリアルタイムの売上高に応じて他の料理に置き換えたり、ジャンルを変更することができます。
この辺り、日本のUberEatsより柔軟なんですね。
また、キッチンに投資しなくても気軽に出店・撤退もできるので、マーケット調査ができる、PDCAを回しやすい環境でもありますね。
ダークキッチンプレーヤーも
海外の大手デリバリープラットフォームであるDeliverlooは、ダークキッチン運営も始めています。
Deliverloo Editionsという名前で、イギリス国内でロンドンの他、都市部にキッチンを構えています。
工業地帯だったり、レストランには不向きな土地でも飲食店を運営することができるのは大きな変化ですね。
Deliverloo Editionsではキッチンを借りる際の家賃・光熱費などの料金はかからず、注文ごとの手数料を支払うシステムのようです。
シェフは料理するだけ。本業のことだけ考えることができますよね。
おさらい
呼び名は違えどもコンセプトは同じということで。
関東でクラウドキッチンをお探しの方、間借り物件もご検討ください。
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参考:https://disruptionhub.com/rise-of-the-dark-kitchen/
https://www.deliverect.com/blog/dark-kitchens/what-is-a-dark-kitchen